ベトナムで会社設立の流れ

Thursday, 11/08/2022
ベトナムで会社設立の流れ

みなさん、こんにちは。ハノトビです。

 

今回は、ベトナムで会社の設立の流れを紹介します。

当社は、コンサル会社に頼まず、独自で書類を準備し法人設立を行いましたので、その知見を皆様と共有したいと思います。

 

会社設立を急いでおらず、コストをできる限りかけたくない方にとっては有益な情報になるかと思います。

 

日系コンサルタントに頼むと高額なコンサル費がかかりますので、一旦コンサルに頼まずに挑戦してみて、なかなかうまく進まなければコンサルタントに頼むのも有りだと思います。

 

それではざっくりと流れですが、外資系企業の場合以下の流れになります。 

「事業場所の契約」→「IRC取得」→「ERC取得」→会社設立完了→「会社印作成」/「銀行口座開設」/「ライセンスフィーの支払い」/「レッドインボイス」/「労働許可書 免除申請」/「ビザ申請」/「給与テーブルの提出」

 

「事業場所の契約」

オフィス事務所もしくは、工場の場所を契約することが第一となります。

これは、IRC (投資登録証明書)を申請する際に、事業を行う住所を示さないといけないためです。

 

IRCの取得」

IRC (Investment Registration Certificate ) とは、投資登録証明書になります。

*詳しくはIRCの申請方法の記事にて説明しております。

全ての書類が整い提出後、15営業日以内にフィードバックが届きます。

もし問題なければ、ERCの申請に進みます。

 

ERCの取得」

ERC (Enterprise Registration Certificate)とは、企業登録証明書になります。

外資企業の場合、IRCも提出する必要があるため、IRC取得後になります。

しかし、準備はIRCと平行して同時に進めておき、IRC発行後すぐに申請を行いましょう。

ERCの申請方法についてはこちらを合わせてお読みください。

「ベトナムでERC(企業登録証明書)の取得方法」

因みに、ERC取得日が会社設立日となります。

 

ERCが取得できれば、先ずは第一関門突破です。

 

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「銀行口座開設」

資本金口座を開設し、ERC取得後90日以内に資本金の振り込みが必要になります。

資本金口座は、日本の本社との取引が多くなるため、邦銀メガバンクのベトナム支店で開設することをおすすめします。

一方で、国内取引に関しては、ローカル銀行を使う方が手数料が安くなったり、預金金利が高くなります。

ベトナムの銀行については、別記事で詳しく説明しています。

 

「社印作成」

ベトナムも日本同様、印鑑文化があります。

会社印には、最低限、会社名と企業番号を刻印する必要があります。

ハノイ市内にはたくさん印鑑作成会社あるので、Google Mapで ” Khắc Dấu” と検索してみると色々とでてきます。

印鑑を作成すると、その作成会社が印鑑使用通知書の提出と印鑑登録を行ってくれます。

 

VATインボイスの購入」

VNPTViettel等の大手通信会社よりVATインボイスを購入する必要があります。

会社を設立すると営業メールや営業電話がたくさん来るので色々と比較して選んでみると良いと思います。

 

「ライセンスフィーの支払い

会社設立後、ライセンスフィーの申告と納付をしなければなりません。

資本金が100億ドン(約5000万円)以上の場合:税額300万ドン(約15千円)

資本金が100億ドン(約5000万円)以下の場合:税額200万ドン(約1万円)

支店、若しくは経営拠点:税額100万ドン(約5千円)

 

「国家企業登録情報サイト掲載の申請」

事業所在地の計画投資局に申請しなければなりません。

「労働許可書 労働ビザ取得」

ベトナムで外国人が働く場合、労働許可書と労働ビザの取得が必要となります。

 

以上、今回はざっくりと会社設立の流れを紹介しました。

当社では、会社設立のサポートもしております。独自で会社設立した知見を活かし、代理で取得するのではなく、お客様へアドバイスし一緒に進めていくかたちで、他社のコンサル会社と比べて低価格で会社を設立できます。


 

 

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