皆さん、こんにちは。ハノトビです。
ベトナムで住居を探している皆さん、サービスアパートとコンドミニアムの違いって何?と思われている方も多いのではないでしょうか。
一言で言うと、“その物件が分譲マンションかどうか”という点です。
分譲マンションであればコンドミニアム、分譲でなければサービスアパートになります。
そのため、コンドミニアムは、個人オーナーが物件を取得し賃貸に出しているといった図式になります。
一方のサービスアパートは、基本的には法人がプロジェクトを丸々所有し、それをサービス付きのアパートとして賃貸に出しています。
どうしてこのように分かれるかと言うと、ライセンスに起因しています。
社会主義であるベトナムでは、土地は全人民の公共財とされ、国が国民を代表して統一的に管理しています。
そのため、お金があれば分譲マンションを建設し売却するといった民主主義的な開発ができません。
地域ごとに居住人口が割り当てられてるのです。
そのため、人口が限界に達している地域では、新たに分譲マンションを建設することができません。
しかし、サービスアパートのライセンスであれば比較的、許認可が下りやすく、サービスアパートの件数が増えているといった背景があります。
現在、ハノイでは人口が増えすぎたため、市内中心部において分譲マンションが立てられる立地が残っておらず、少しずつ郊外へ開発が移動しています。
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所有者 |
立地 |
内装 |
家具・家電 |
部屋の不具合時 |
コンドミニアム |
個人 |
好立地の物件は限られており、今後ますます郊外で増加する |
オーナーの趣向によって異なり、同じレジデンス内でも全く違う |
基本的な必需品である家具・家電は揃えられている。 細かいものは、オーナーによる。 |
オーナーへ連絡(もしくは、不動産仲介) |
サービスアパート |
法人 |
比較的、好立地の物件がある |
画一的に統一されており、日本人の趣味に合わせたサービスアパートもある |
極端な話、衣類さえ持ってくれば問題なく生活が始められるほど充実している |
フロント・ロビーに連絡 (小規模サービスアパートの場合は、不動産仲介) |
ベトナムに来たばかりの人や初めての海外生活で不安のある方は、サービスアパートを選ばれる方が無難かと思います。
ベトナムに住めば、大小合わせれば間違いなく何かしらの問題が生じます。
先ずはそれを念頭に置いて、何か面倒くさいトラブルに合っても乗り越えられる方であれば、コンドミニアムを選択されても良いかと思います。
最近よく聞くコンドミニアムのトラブルは、個人オーナーが他者に売却するから、子供が海外の留学から戻ってくるから、突然退去してほしいと言われるケースがあります。
当社としてもできる限り、契約期限を順守してもらえるように間に入って交渉しますが、なかなかオーナーが折れず、なくなく同じレジデンス内でお引越しいただくといったことがあります。
そういったトラブルになり得る可能性があるということは覚えておいていただければと思います。
以上、今回はベトナムのサービスアパートとコンドミニアムの違いについてご紹介しました。
もしハノイで賃貸物件をお探しであれば、お気軽に下記Lineもしくは問い合わせメールよりご連絡ください。